12月7日日曜日、6回目となる見学会は日曜日開催となりましたが、近畿経済産業局、大阪府、大阪産業局からも参加いただき、休日にも関わらず大勢の方々に集まりました。見学会にご協力頂いた杉多製廉株式会社様、大阪簾工業協同組合様、また休日にも関わらずお気軽にご協力いただきました富田林寺内町の皆様に感謝申し上げます。
1.杉多製廉株式会社
杉多製廉株式会社は天保十年(1839年)に創業以来、社寺に用いられる御翠簾(おみす)、現代の生活様式に合ったインテリア簾、テーブルセンターやコースターに使う小物簾など、様々な製品を製造しています。
日本における簾(すだれ)は、古くは奈良時代に既に貴族の生活の中で使われていたとされ、平安時代から室町時代に至るまで、貴族の寝殿造や武家の書院造において広く普及しました。その後江戸時代には、広く庶民の生活に浸透し、定着していきました。
富田林では、江戸時代には既に簾の製造が盛んだったとされますが、明治時代に一気に編み上げる編み機が考案され、飛躍的に生産量が増えたとの事。簾作りは、昭和初頭まで主に海外向けに量産されましたが、第二次大戦中に生産量が一時的に低下、その後1950年代に生産量がピークを 向えて、特にビニール製簾は広く普及しました。
江戸時代から明治、大正時代にかけて様々な工具が考案され、生産量は増加しましたが、丁寧に節を削り、竹割からひご作りまでの工程は全て手仕事であり、またひごを一本づつ編み上げて、縁を裏表二人で縫い合わせて仕上げるまで、全ての工程が手仕事となります。
一通りの工程を見学させて頂いた後、同社内にある簾博物館にて大変貴重な資料や世界の珍しい簾を見学させて頂き、午前の見学会を終えました。










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